建築坪単価の目安について

土地探しからの収益物件計画の場合、
まず、その土地にどれだけの大きさの建物が建つのか
見当をつけなくてはいけません。

土地の売買価格は、大まかな立地、容積率、用途地域など
から値段が付けられていますが、容積率を全て使い切った
建物が建てられる土地なのか、そうでないのかは全く考慮
されずに設定されていることがほとんどです。

建築士は、そのような土地を見て
「この土地ならば容積をこれくらい使えそうだ」と計算
します。それがボリュームチェックです。
それと並行して、建築費のあたりを付けます。

建築費は建物の大きさにも左右されますし、
地盤の良さ、接道条件(重機が近づけるか)などにも影響
されます。

そんなこんな・・・を考えている暇が今はありません。
不動産業者間のネットワークであるREINSに情報が
出た良い立地の土地は、ほぼ1日〜2日で瞬間的に売れて
いってしまいます。


建築士でなくても、不動産屋さん、一般の方が「目安」を
チェックするために私の経験から、建築費の目安と工事
期間を表にまとめました。
一般的に東京都23区内の地盤が少しだけ弱い地域を
想定した価格です。

実施時には詳細な検討が必要になりますが、あくまで目安
として便利な表ができましたのでこちらにアップして
おきます。
この金額で絶対できるというものではありません。あくまで
参考値です。ただ、この表を見て、「明らかに射程外だ」と
いう物件は早々に検討から外すなど、判断のスピードアップ
に使って戴けると有用かと思います。

「延床面積」ではなく「家賃を生み出す面積」から
建築費概算を出すための表になっています。
(クリックで拡大します)
Pasted Graphic